Column
お役立ちコラム

1日中、元気で動ける体に

はじめてご相談いただいたとき、その方はこう言いました。
「朝起きると全身がこわばって、首も背中も重いんです。右膝は昔のケガが怖くて体重を乗せられない。片足重心がクセになっていて…」
介護職や立ち仕事の影響で、立ちっぱなしの日も多く、足は夕方にはパンパン。
朝起きた時に、押し寄せる“全身のこり”。
台所に立つと背中は自然と丸まり、右足に体重をかけるのが怖い——そんな毎日。
「一日遊んでも、最後まで楽しめる体になりたい。走る自分に戻れたら…」
胸の奥にそっとしまっていた本音も、ポツリとこぼれました。
それが、、、
1. 30回セッションのビフォーアフター!
はじめてマシンやピラティスの小道具に触れた日、呼吸に合わせて胸がふわっとひらく感覚。
「首が回しやすい」「足が軽い」——終わった直後の小さな“楽”が、回を重ねるごとに積み重なっていきました。
介助動作や持ち上げのコツを体に入れると、腰の張りはスッと静まる。
片足重心に気づけるようになり、怖さで抜けていた右足の力も少しずつ“戻る場所”を見つけ始めます。
朝の寝違えはほとんどなく、首を回しても引っかかりは消えた日が増えました。
「キッチンで真っ直ぐ立ててる自分に気づくんです」
——姿勢がスッと伸び、胸の位置が上がる。
写真を見て「こんなに変わるんだ」と、目がまるくなる。
長く歩いた日の“膝裏の重さ”も、休めば戻る程度に。
O脚にもやわらかな変化の兆し。
そして何より——
「体力がついた自分」を実感。
万博のひろい園内を歩いても、“帰りたい”より“もっと楽しみたい”が勝つ日が増えてきました。
そして嬉しいことに、ピラティスを好きになってくださり、もっと学びたいと思うようになって、資格も取得されました!(拍手大喝采!!)
最後に、私の気づきと、あなたへのエールを。
変化は、派手な一歩より「気づいて整える」小さな一歩の連続でした。
右足へ体重を返す勇気、呼吸で胸をひらく一瞬、台所で姿勢を戻すひと手間。
からだは、あなたがかけた“やさしい注意”を必ず受け取ってくれます。
「膝が不安で前に進めない」——そんなときこそ、まずは呼吸と重心を“まっすぐ自分へ”戻すことから。
今日の一歩が、明日のあなたの「遊びきれる体」をつくります。
大丈夫、ゆっくりでいい。一緒に進みましょう。