Column
お役立ちコラム
朝、起きた瞬間の痛みが消えた日
はじめてご相談いただいたとき、その方はこう言いました。
「朝起きた瞬間から、もう背中と肩甲骨のあたりがつらいんです。
ずっと座っているのも苦手で、外食で椅子に長く座る時間が怖い。
首までしんどくなると、頭痛や吐き気まで出てくることもあって……」
背中を伸ばそうとすると、肩甲骨の奥がピリッと痛む。
猫背は自覚があるけれど、伸ばすと余計に苦しい。
生理前後は凝りが重なって、気持ちまで沈む。
「体力がなくて、夕方には横になってしまう日もあるんです」
そんな毎日でした。
それが――。
1. 25回セッションのビフォーアフター!



はじめてのセッションで、胸まわりがふわっと広がる瞬間がありました。
「空気が通るってこういうことなんだ」と、呼吸がスッと入った感覚に驚いたそうです。
少しずつ、少しずつ。
“伸ばしながら支える”ことを覚えていくうちに、朝の痛みは薄れ、「10(最大)」だった朝イチのつらさは「3」になり、やがて気づけば「0」に。
外食で座り続けることも前ほど怖くない。
旅行のあとも、以前はぐったり疲れて片付けは後回し、とりあえず寝る状態だったのが、今では片づけまで終えてから布団に入れる日が増えた。
頭痛薬に手が伸びる回数はぐっと減り、夜は布団に吸い込まれるように眠れて、目覚めは軽やかに。
前屈が“怖い”から“できる”へ。
開脚で骨盤がしっかり座れるようになり、背中は縦に伸びるようになりました。
片足立ちもフラフラだったのが、ピッタリと止まれるようになりました。
気づけば大人になってからやっていなかった二重跳びもできるようになって、 「身体って、ちゃんと応えてくれるんですね」と笑顔に。
そして、こんな言葉をくださいました。
「姿勢が綺麗な方がいいなと改めて実感しました。 今後も痛みが出ないように整えながら、 この姿勢をキープできるよう頑張りたいです。」
私の“気づき”。
痛みの正体は“硬さ”だけではなく、 「守るために固めていた呼吸」と「支える場所の迷子」でした。
呼吸が入るだけで、背中は戦わなくてよくなる。
支える場所が整うだけで、姿勢は自然に美しくなる。
今、同じように悩むあなたへ。
無理に頑張らなくても、 整えてあげるだけで、痛みは軽くなり、気づけば動ける体に変わっていく。
“ラクに動ける体”から、軽やかな毎日へ。
痛みが減ると、表情も明るくなっていく。
それが何より嬉しい瞬間です。
今日の小さな一歩が、明日のあなたの背中をそっと押してくれます。