Column
お役立ちコラム
産後こそ、“戻らない体”はもどせる
産後、鏡に映った自分の体にびっくりした。
はじめてご相談いただいたとき、その方はそう話してくださいました。
妊娠前はピラティスをしていたこともあり、シュッとしたシルエットが当たり前。
だけど産後は、気づけば “お母さん体型”。
お気に入りの服はどれもパツパツで、二の腕も外ももも、お腹まわりも気になる。
おむつ替え、授乳、抱っこで身体はガチガチ。
朝起きてもどこかが痛くて、座っても立ってもつらい。
産後9ヶ月で仕事復帰すると、立ち仕事で夕方には足がむくんでパンパン。
「前ももが張ってしんどい。とにかく座りたい…」そんな毎日。
近くへの買い物ですら足がだるくて、休日を楽しむ余裕もなくなってしまうほどでした。
それが――

1. 40回セッションのビフォーアフター!



ご自身では「そんなに変わってない気がする…?」と思っていたそうですが、ビフォーアフターのお写真を見た瞬間、目がまんまるに。
背中も二の腕もお腹まわりも、しっかり引き締まっている。
「私、ちゃんと変われてたんだ!」
そんな言葉が自然とこぼれるほどの変化でした。
さらに、ピラティスの日は肩こりや腰の重たさがスッと軽くなり、「今日は足がだるすぎる…」という日も、その時の体調に合わせてメニューを組めるから安心して動ける。
産前にピラティスを続けていたことで、助産師さんから「呼吸がとっても上手!」と褒められたというエピソードも、とても印象的でした。
仕事復帰後に感じるようになった足の疲れも、毎回“今日の身体”と向き合いながら整えることで、少しずつ楽に。
そんな変化を支えていたのは、コツコツ続けてきた“通い方”と“身体に合わせた進め方”でした。
産後3ヶ月〜お仕事復帰までは週1回、 復帰後は月2〜3回のペースでご来店。
産後初期は腹圧を避け、まずは呼吸を整えながら、その日の不調(肩・腰・前もも・むくみ)に合わせて丁寧にケア。
体力や姿勢が整ってきたタイミングで、少しずつ負荷を上げ、安定して動ける身体へ。
“無理なく積み重ねた時間”が、今回の変化にしっかり結びつきました。
【変化のポイント】
・背中・二の腕・お腹が見てわかるほど引き締まった
・肩こりや腰の痛みが軽くなり、育児姿勢がラクに
・夕方のむくみや前ももの張りが軽減
・呼吸がしやすくなり、日常のしんどさが減った
・長く歩いても足がだるくなりにくくなった
産後は、呼吸の浅さ、骨盤まわりの不安定さ、疲労の蓄積で、ただ自己流で運動するだけでは逆にしんどくなることもあります。
だからこそ、
・今日の不調(腰/肩/足のだるさ)
・今日の体力
・今日の呼吸
これに合わせて動くことで「最短で変わる」んです。
知らないまま放置すると、体型も痛みも“戻らない未来”になる可能性があります。
産後こそ、正しい方法で整えることが大切です。
あなたの身体は、いつでもあなたを支えてくれる味方です。
今なら、まだ取り戻せます。
そして、ここからは私の気づき。
育児と仕事に追われながらも、お仕事の復帰までは週に1回・復帰後は月に数回の大切な時間をつくり、コツコツと身体と向き合い続けたからこその変化だと、心から感じました。
「産後はとりあえず我慢」「落ち着いたら整えよう」
そう思いがちですが、実は “産後だからこそ” 身体を丁寧に整える必要がある のだと、改めて学ばせてもらいました。
今しっかり整えることで、これから先の毎日がラクになり、育児も仕事ももっと心地よくなる。
そして何より、自分の身体を取り戻す“希望”になる。
そんな姿を見て、たくさんの方にこの変化を伝えたいと思いました。
「そのうちやろう…」ではなく、今、この瞬間のあなたの身体を整えるところから。
未来の自分のために、今日からできる小さな一歩を。
無理のないペースで、もっと軽やかで心地よい日々を一緒につくっていけたら嬉しいです。