あるお客さまが、こんな悩みを抱えていました。
その方は、建築関係のお仕事をされていて、パソコンを使って細かな図面作成をされていました。
画面をじっと見つめる時間が長く、気づけば首や肩がガチガチにこわばり、頭痛につながってしまうこともあったそうです。
「首こりがひどくて、頭痛まで出るんです。」
「薬を飲まずに過ごせる日が増えたら、それだけでもすごく助かるんです。」
そんなふうに、はじめてご相談いただいたときの言葉が今も印象に残っています。
お悩みは首こりや頭痛だけではありませんでした。
腰まわりのしんどさ。
疲れやすさ。
朝の身体のこわばり。
寒暖差で出やすい関節の違和感。
そして、出産後から気になり続けていたお腹まわり。
小さなお子さまを育てながら、仕事も家のこともこなす毎日。
お子さんのイヤイヤ期も重なり、心も身体も、知らないうちにずっと力が入っていたのだと思います。
もともと体調面で無理ができない部分もあり、高校生の頃から運動に対して慎重にならざるを得なかったそうです。
「無理なくできる運動がしたいんです。」
その言葉には、ただ身体を変えたいだけではなく、安心して続けられる場所を探してこられた想いがにじんでいました。
それまでにも、何もしてこなかったわけではありませんでした。
出産後には運動をしたい気持ちが芽生え、パーソナルジムにも通われていました。
けれど、重りを持つ動きは関節に負担がかかりやすく、がんばるほどに疲れてしまうこともあったそうです。
整体にも週に2回通われていて、そのときどきのつらさを和らげることはできても、また首こりや頭痛が戻ってくる。
その繰り返しに、どこかもどかしさも感じておられたのではないかと思います。
「その場では楽になるけど、またしんどくなるんです。」
「もっと根本から、無理なく整えていけたらいいのにって思っていました。」
そんな中で、そのお客さまがこのスタジオを選んでくださった理由は、とてもまっすぐでした。
インスタグラムで見つけてくださったこと。
そして、ご自宅からいちばん近かったこと。
でも、それだけではなく、関節に大きな負担をかけずに体を動かせそうだと感じてくださったことも、大きかったのだと思います。
“がんばりすぎなくてもいい場所かもしれない。”
そんなふうに思っていただけたことが、最初の一歩につながったのかもしれません。
その頃のその方は、痛みやだるさがあることが当たり前になりすぎていて、自分の身体の変化に気づきにくくなっていた部分もありました。
足の張りを指摘されても、自分ではよく分からない。
疲れや重だるさも、いつものこととして抱えている。
でも、それは決して鈍いのではなく、毎日をがんばっている女性ほど起こりやすいことだと感じます。
家族のこと、仕事のこと、体調のこと。
いろいろなことを優先する中で、自分の身体の声はつい後回しになってしまうものです。
それが、、
