Column
お役立ちコラム
産後こそ、自分に投資を
あるお客さまが、出産を経て、再びMaipilatesに戻ってきてくださいました。
その方は妊娠前にもピラティスを続けてくださっていて、体がスッキリすることや、少しずつ体が引き締まっていくことを感じていました。
けれど、出産を経たあとの体は、それまでとはまったく違っていました。
小さなお子さんのお世話が続く毎日の中で、腰や首、肩は重たく、腕にもだるさや痛みを感じていました。
立っているだけなのに、気づけば体は前のめりになっている。
背中は丸まり、上半身はバキバキで、呼吸まで浅くなっているように感じる。
体が痛くて、重たくて、なんとなくいつもスッキリしない。
特に腰のつらさは、立ち上がる時や、日々のお世話をする時にも感じていたそうです。
体型の変化も、大きな悩みのひとつでした。
以前は履けていた服が入らなくなり、お腹や腕、下半身など、鏡を見るたびにいろいろなところが気になるようになっていました。
育児そのものよりも、自分の体型が気になる。
それほどまでに、出産前とは違う自分の体に戸惑いを感じていたのだと思います。
それでも、できる時には朝にヨガをして、自分なりに体を動かしていました。
けれど、「どこが伸びているのか、どこに効いているのかよくわからない」と感じることもありました。
頑張って動いているのに、自分の体がどうなっているのかわからない。
以前のような体に戻れるのかな。
この重だるさは、これから少しずつ楽になっていくのかな。
そんな不安を抱えていても不思議ではないほど、出産後の体にはたくさんの変化が重なっていました。
そんな中で、もう一度Maipilatesを選んでくださったのは、妊娠前にピラティスを通して、体だけでなく頭までスッキリする感覚や、体が楽になっていく感覚を知っていたからでした。
以前の自分に戻るためではなく、今の自分の体にもう一度向き合うために。
その方の、出産後の新しいピラティスが始まりました。
それが、、、

1. 5回セッションのビフォーアフター!



久しぶりのセッションでは、決して激しい運動をたくさんしたわけではありませんでした。
今の体の状態を感じながら、無理なく、少しずつ動いていきました。
すると、セッションを終えたその方が感じたのは、体がぐーっと伸びて、背が高くなったような感覚でした。
前のめりになっていた体が、すっと上へ伸びていく。
いつも曲がっているように感じていた膝が、自然に伸びる。
ピラティスをお休みしていた間は浮いているように感じていた足の親指も、久しぶりに床についている感覚がありました。
「一回でこんなに変わるなんてすごい。」
その驚きは、ずっと重たく感じていた自分の体にも、まだ変わっていける力があることに気づいた瞬間だったのかもしれません。
その後、立ち上がる動作は以前よりスムーズに感じられるようになりました。
特につらかった腰も楽に感じるようになり、どちらか片方に体重を預けて立つのではなく、まっすぐ立てている感覚も生まれてきました。
浅いと感じていた呼吸も、以前より楽にできる日が増えていきました。
日々のお世話をする動作も、以前ほど負担を感じずにできたそうです。
毎回、腰の痛みを気にしながら立ち上がったり、どちらかに体重を預けるように立ったりすることも、少しずつ減っていきました。
体が楽になると、それまで痛みや重だるさに向いていた気持ちにも、少し余白が生まれます。
そして、ピラティスを再開してからしばらく経った頃、ビフォーアフターの写真を一緒に見ました。
ご自身では、それほど大きく変わっていないと思っていたそうです。
けれど、写真に写った姿を見て、思っていた以上の変化に気づかれました。
自分では気づいていなかった変化が、ちゃんと積み重なっていた。
その事実は、驚きと同時に、嬉しさや安心にもつながったのではないかと思います。
そして、妊娠前と出産後では、ピラティスに感じる価値も変わっていました。
以前は、体を引き締めたいという思いが大きかったその方。
けれど出産後は、体の痛みが楽になること。
体が軽く感じられること。
姿勢が整っていくこと。
そんな日常の中の変化を、以前より強く感じるようになりました。
そして、ご自身の変化を振り返りながら、こんなふうに話してくださいました。
「体の痛みが本当にラクになる。」
「推し活も良いと思うけれど、こういう時こそ自分に課金するべき。」
自分のことを後回しにしがちな産後だからこそ、自分自身のために時間やお金を使うことの大切さを、体の変化を通して感じてくださったのだと思います。
そして、その方はさらに、
「出産後はみんな本当にピラティスをした方が良い。」
「みんなにピラティスをおすすめしたい。」
そう仰ってくださいました。
自分自身が大変な時期を経験し、体のつらさも、そこから少しずつ楽になっていく感覚も知ったからこそ生まれた言葉なのだと思います。
妊娠前は、体を引き締めるために。
出産後は、毎日の自分を少しでも楽にするために。
同じピラティスでも、人生のタイミングによって感じる価値は変わっていくのだと、このお客さまの変化を通して改めて感じました。

このお客さまの変化を見ながら、私は改めて、出産後の女性は自分が思っている以上に頑張っているのだと感じました。
小さなお子さんのお世話をしていると、自分の姿勢を気にする余裕なんてない日もあります。
腰が痛くても抱き上げる。
肩が重くてもお世話をする。
眠たくても起きる。
そうやって毎日を過ごしているうちに、自分の体のことはどうしても後回しになってしまいます。
だからこそ、自分のために体を整える時間は、決して贅沢ではないのだと思います。
以前の体に戻るためだけでもありません。
今の自分が、もう少し楽に立てるように。
もう少し楽に呼吸できるように。
毎日の中で、「今日は少し体が軽いな」と感じられるように。
そんな小さな変化が、その人の日常をそっと支えてくれるのだと思います。
そして私が何より嬉しかったのは、ご自身では大きく変わっていないと思っていたお客さまが、写真を通して、自分の中にすでにあった変化に気づけたことです。
変化は、自分ではなかなか見えないことがあります。
けれど、見えていないからといって、変わっていないわけではありません。
体は、その人が向き合ってきた時間を、ちゃんと覚えているのだと思います。
出産後、自分の体が以前とは違うことに戸惑っていませんか。
体が重い。
肩や腰がつらい。
呼吸が浅い気がする。
鏡を見ると、体型の変化ばかりが気になってしまう。
そんな自分に、「もっと頑張らなきゃ」と言いたくなる日もあるかもしれません。
でも、今のあなたの体は、頑張っていないのではありません。
むしろ、毎日たくさん頑張っている体なのだと思います。
だからこそ、まずは自分の体が少し楽になることから始めてもいいのです。
一度で大きく変わらなくても大丈夫です。
呼吸が少ししやすくなった。
立つのが少し楽になった。
肩の力が少し抜けた。
そんな小さな変化の先に、「私の体もまだ変わっていけるかもしれない」という希望が見えてくることがあります。
以前の自分に戻ることだけを目指さなくても大丈夫です。
今のあなたが、今より少し心地よく過ごせる体を、一緒に見つけていけばいい。
あなたの体にも、まだ気づいていない変化の可能性が、きっと残っています。